先日、卒園児が通う小学校へ伺い、授業参観と先生方との懇談会に参加させていただきました。
卒園児が小学校に入学して約2か月。教室では、新しい友だちや先生との生活にも少しずつ慣れ、一生懸命学び、学校生活を送る姿を見ることができました。
授業では、45分間集中して学ぶだけでなく、途中で気持ちを切り替える時間や短いゲームを取り入れるなど、子どもたちが安心して学べるよう、先生方がさまざまな工夫をされていました。小学校でも、一人ひとりの姿に寄り添いながら環境を整えてくださっていることを知り、大変心強く感じました。
保育園と小学校では、生活のリズムや学び方が大きく変わります。保育園では一番年上だった子どもたちも、小学校では一番年下となり、新しい環境の中で多くのことに挑戦していきます。それでも子どもたちは、保育園で育んできた「自分で考える力」「やってみようとする気持ち」「自分は大丈夫と思える気持ち」を土台に、一歩ずつ成長していました。主体性や自己肯定感は、乳幼児期だけのものではなく、その後の学びや人との関わりを支える大切な力なのだと改めて感じました。
子どもの育ちは、保育園で完結するものではありません。園での経験が小学校での学びにつながり、その先の人生へと続いていきます。これからも園と小学校が互いに連携しながら、一人ひとりの育ちを丁寧につないでいきたいと思います。
最後に、小学校の先生方から「入学までに身に付いていると、子ども自身が安心して学校生活を始めやすいこと」として、お話しいただいた内容をご紹介します。
・お箸を使って食事ができること
・自分の名前を読めること
もちろん、小学校によって考え方や入学前に期待する内容は異なりますので、必ずできなければならないというものではありません。しかし、どちらも学力ではなく、子どもが毎日の学校生活を安心して送るための生活の土台となる力です。
ご家庭でも、お子さまのペースを大切にしながら、日々の生活の中で無理なく取り組んでいただければと思います。園でも、お箸を使う経験や自分の名前に親しむ機会を大切にしながら、ご家庭とともに子どもたちの育ちを支えてまいります。子どもたちが安心して自分らしい一歩を踏み出せるよう、これからも一緒に成長を見守っていきたいと思います。


