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都市型保育園

KIDS SMILE LABO

都市型保育園 KIDS SMILE LABO

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KIDS SMILE LABO JOURNAL

【「信じて送り出す」ということ】

今年も年長児のお泊まりキャンプを無事に終えることができました。
この日を迎えるまで、担任と子どもたちは少しずつ準備を重ねてきました。
期待で胸を膨らませる日もあれば、「夜眠れなかったらどうしよう」と不安を口にする日もありました。
保護者の皆さまも、そんな揺れ動く子どもたちの気持ちに寄り添いながら、当日を迎えるまでの過程そのものに成長を感じてくださっていたのではないでしょうか。
そして迎えた当日の朝。
一本の電話が入りました。
「倒木の影響でキャンプ場へ向かう道が通れません。そして、その倒木が電線を切ってしまい、キャンプ場が停電しています。現在、状況を確認していますので、改めてご連絡します。」
自然の中へお邪魔する以上、予定通りにいかないこともあると考えていましたし、そうした予想外の出来事も自然の一部だと思っています。
ところが、その後すぐに続きの連絡が入りました。
「隣のキャンプ場に確認したところ、受け入れ可能とのことです。どうされますか?」
隣とはいえ、下見をしていない場所です。
さまざまな状況を考えた末、私たちが出した答えは、「キャンプ場を変更して実施したい。保護者の皆さまに気持ちを伝えよう」というものでした。
子どもたちがこの日まで積み重ねてきた期待や準備、そして親元を離れ、自然豊かな環境で過ごす一日だからこそ得られる体験をできる限り実現してあげたい。
その思いを率直にお伝えし、安全面についても丁寧にご説明しました。
すると返ってきたのは、
「大丈夫です。」「園にお任せします。」「よろしくお願いします。」
そんな温かい言葉ばかりでした。
もちろん、不安なお気持ちはあったと思います。
それでも私たちを信じ、大切なお子さまたちを送り出してくださったこと。
そして子どもたちに貴重な体験の機会を与えてくださったことに、心から感謝しています。
親元を離れ、自然の中にあるキャンプ場へ到着した瞬間の子どもたちの表情は特別でした。
どの活動にも目を輝かせ、期待にあふれ、少しだけ緊張も混ざっている。
まさに頭も、心も、身体も、その瞬間をまるごと味わっている。そんな姿でした。
その空気は、そばにいる私たち大人にもはっきりと伝わってきました。
朝のハプニングはありましたが、大人同士で何度も「やっぱり子どもたちとここへ来られて良かったね」と話していたことが印象に残っています。
お迎えの際には、保護者の皆さまも子どもたちの表情をご覧になり、たくさんのことを感じてくださったのではないでしょうか。
どの子も本当に良い顔をしていました。
今回のお話はお泊まりキャンプでの出来事でしたが、日々の保育の中でも、保護者の皆さまは期待だけでなく、不安や心配を抱かれる場面もあることと思います。
そんな中でも、子どもたちの力、そして私たち職員を信じて見守ってくださっていることに、改めて深く感謝しています。
私たちは、体験が子どもにもたらす価値や、その先にある成長を信じています。
だからこそ、大人の工夫や判断によって実現できることであれば、これからも安全も考えながら、子どもたちの「やってみたい」を守り、実現できるよう全力を尽くしていきたいと思っています。
お泊まりキャンプでの出来事も、何気ない日常の一コマも、いつか子どもたちの原体験や原風景となり、人生を支える大切な記憶になってくれたら嬉しく思います。
そして、「自分のやってみたいことを応援してくれる大人がいる」「信じて任せてくれる大人がいる」「一緒に体験し分かち合える仲間がいる」。
そんな安心感を、子どもたちがこれからもたくさん感じながら育っていってくれることを願っています。

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