長く続くタイヤを行く子と隣を寄り添い歩く子
大人にしてもらって自分ができた時のように
友達の手をとり支え、そっとサポートする
これだけあるタイヤのひと越えひと越えに寄り添い
飛び移れた時には声を掛け友達の喜びに共感する
そういうことが自然にできる子どもの世界
一山越えるたびにギュッと力の入るその手には言語以上の気持ちのやりとり
相手を想う気持ち
相手を信頼する気持ち
互いの気持ちが行き交うようにギュと固く結ばれる
「自分がしてもらったことを誰かのために」
言葉にはめ込もうとするとそんな具合なのかもしれないけれど
自然と伸びたその手は
もっと単純でいて最大限の優しさと温かさと信頼に溢れた手のように見えた